私は100円ショップが好きです。フトコロのサミシイ庶民にとってたいへんありがたい店であり、私は家の中でなに
か必要になったときはとりあえずこの手の店に行って品物を探します。(少し前に近所に新しい店がオープンしたときは
もう大喜び。)しかし、そこはモデラーの悲しい習性というかなんというか、こういう店でもついついモデラーとしての
視点が働いてしまったりもするわけです。そこで今回は「100円ショップの品物は模型に流用するための素材である」
というつもりになって考えてみましょう。1個100円でさまざまなモノを揃えることができる便利なお店。これを模型
工作にいかに利用するか?星野は実際にこんなふうに活用しています、というのを2回に分けてお話したいと思います。
まずは、こんなモノをこう使いました、とか、これはこんなところに使えそうです、という具体例を思いつくまま書き出
してみましょう。
○料理用の落とし蓋(木)
直径16〜18cmくらいのもの。取っ手の部分を切り落として円形の板状に加工。目止め(板の木目を消すこと)を
してから黒く塗装、1/100クラスのモビルスーツの飾り台として使用しました。
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○フォトスタンド(スチール)
細い棒の先に下がったクリップに写真をはさんでぶら下げるタイ
プのフォトスタンドを加工、飛びポーズの小型飛行ゾイド用の飾
り台に。(写真右が加工したもの。)安定をよくするために下の
板の裏面に釣り用の板オモリを貼ってあります。
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○コースター(コルク)
コップなどの下に敷くヤツですな。適当な大きさにカットし、
鉄道模型用の情景シート(芝)を上に貼って飾り台に。写真は
ミニカーのディスプレイに使ってみたもの。
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○料理用の計量カップやテーブルに置く調味料の容器
逆さにして好みの高さでカットすれば小さいフィギュアを使ったビネットの台や、飛びポーズのメカの飾り台(台座
部分)に使えます。
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○鉛筆の補助軸(たぶん真鍮か銅)
ヤングな皆さんはご存じないかもしれないので一応説明。
短くなって持てなくなった鉛筆を差し込んで持てるよう
にする文具です。塗装するために耐水ペーパーでメッキ
をはがして、消しゴムをはずした後ろ側を先端にしてゾ
イドの武器(大砲の砲身)に。
○ロケットペンシル
キャップの部分(たぶんPS)がちょうどよい太さの円
筒だったのでモビルスーツの武器のスクラッチ素材とし
て使用。そういえば芯のカートリッジは大砲のタマにも
見えます。
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○試験管のような形の小物立て(AS樹脂)
試験管状の部分の先端の丸いところを切り取ってバイオゾイドのゾイドコア
のカバーに使いました。太目の径の円筒部分はタンクなどにも流用できそう。
なお、AS樹脂=アクリロニトリル・スチレン樹脂はあまり使ったことがな
いのですが、レザーソーと耐水ペーパーによる加工と模型用ラッカー塗料で
の塗装は問題ありませんでした。
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○額縁型のフォトスタンド(木)
前面の透明板と背面の板をはずして、自作バキュームフォームマシンのプラ板保持ワクとして使用。
○各種木材(木)
板材、棒材、さまざまな種類のものが置いてあったりします。部屋のドアに下げるネームプレート用の板や、食品など
をのせる木製のトレイは、小さなディオラマを製作するときのベースに使えそう。ただ、モノによっては板の反りが
けっこう激しかったりするので、選ぶ際にはそのあたりを注意するとよいと思います。
○アクセサリー製作用の材料
ビーズとかチェーンとか。最近はこんなモノも100円ショップにはあります。何をどう使えといわれると困りますが、
なんとなく役立ちそうなので一応紹介。
○ホログラムシート
光を虹色にキラキラ反射させるアレです。文具店などには意外と置いてありません。裏面に糊の付いたタイプでも包装
紙を流用するのでもいいのですが、私はモビルスーツの飾り台に貼って使いました。
○ディスプレイケース(PS、ABS等)
食玩ブームのおかげでさまざまな種類のものがでています。本来の用途に使うのもOKですが、私は輸送用ゾイドに
引かせるコンテナカーゴをスクラッチするときにコンテナ本体部分に使用。
○筆
安いのはよいのですが、軸の色がシンナーで落ちたりしますので、パーツのホコリ取り用とか、パステルでのドライ
ブラシ用として使っています。
○番外編1・ファンヒーター、ストーブ用の収納袋(不織布)
パソコンのプリンタの収納カバーとして使用。専用品より1ケタ安い!(嬉)。
○番外編2・台所用の食器水切り網(たぶんスチール)
2つ購入。並べて下側に細いアルミパイプを当ててリボンフラワー用の極細ハリガネで固定、ノートパソコンとほぼ
同じ大きさに。これをノートパソコンの下に敷き、横から扇風機で風を当てて熱ダレ防止の簡易ヒートシンク(放熱器)
を製作してみました。効果は…あまり無いかも。
こうして使用例を挙げてみると、意外と流用の方向性が決まっていたりすることに気付きました。うーん、例としては
偏っててあまり良くないなぁ。私の場合は飾り台や円筒形パーツの素材として100円商品を使うことが多いようですね。
もちろん、筆記具や文房具、工具など、そのままの用途で使えるものもたくさんあります。ただし、私の経験からすると、
工具類は値段相応のものが多い感じがしますので、そのあたりを見極めた上で専門店にある品物と使い分けるようにする
のがよいのではないかと。もっとも、100円なので試しに買って使ってみてダメでも大きな損失にはなりません。でも、
だから余計なモノまでついつい買ってしまう、というのが100円ショップ最大の「ワナ」なのでその点は十分注意が必
要であります(体験談…笑)。
以上、星野のひとでした。次回、「応用編」につづく。
(H18.1.26 )
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