NHK教育で放送の恐竜ドキュメント番組。ティラノサウルスのアゴの力を検証するためにスチール製の頭部実物大模
型を作り、油圧で稼働させて自動車を喰わせてました(笑)。犠牲になったのが旧型ミニというところがイギリスBBC
製作らしいといえばらしいです。無塗装金属たたき出しの頭骨、喉の奥に見えるシリンダー……。んー、これってまんま
バイオゾイドじゃん。ふと思ったのですが、恐竜の場合、肉食のものはなんでみんな2脚歩行型なんでしょうか?あ、ひ
ょっとしてオレは今、恐竜の捕食行動を推測する上ですげー重要なポイントに気付いたのかも?知っているヒトいらっし
ゃいましたら教えてください。(2脚歩行の肉食動物って、あんまりいないですよね?)恐竜といえば、あれだけデカか
ったのは、当時の地球の大気酸素濃度が高かったからでは?と私は勝手に推測していたことがあるのですが、実は酸素濃
度は現在の地球よりもかなり低かったらしいとのこと。でも低酸素だったら、デカい体を形づくるのに必要なだけの大量
の体内コラーゲンを生成しづらいでしょうから、どうして巨大化する方向に進化できたのかワカランよなあ。すみません、
誰か教えてください。
さて今回は、熱可塑性プラスチックで前回お話しできなかったものについて述べてみましょう。(カッコ内略号はIS
Oによるもの。)
○ポリカーボネート(略号PC。)
透明な熱可塑性のエンジニアリングプラスチックで、衝撃に非常に強いのが特長です。どのくらい強いのかというと、
チョット厚いものは拳銃のタマでも貫通できないくらい。ということで、機動隊のこわいオニーサン達が持っている透明
の盾はコレで作られているとか。身近なところではCDやDVDなどもこのプラスチックでできてたりします。
模型では、強度の必要なジョイント部分に使われたりすることがありますが、よく目にするのはR/Cカーのクリアー
ボディです。熱可塑性であることを利用して、バキュームフォームの原理であの一体成型のボディが作られます。精度の
高いモノを作る場合は凸型に吸い付けるのではなく、凹型に吸い付けて表面のモールドをシャープにするのだそうです。
この方法、個人レベルのバキュームフォームに応用できないかな、とか思うのですが、硬く丈夫で、かつ熱したプラがく
っついてしまわないような精度の高い凹型を製作するのはチョット無理かな?塗装には専用の塗料(一般の模型用よりも
強い溶剤が使用され、乾燥後の塗膜に柔軟性があるもの)が市販されています。
○ポリメチルメタクリレート(略号PMMA。ポリメチルメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂ともいわれる。)
これは正式名称です。ナニそれ?と思われる方がほとんどでしょう。私もそうでした。でも通称は聞いたことがあると
思います。世間一般でいうところのアクリル樹脂のことです。硬い熱可塑性プラスチックで、耐候性があり、透明度がバ
ツグン。食器や光学部品などに使われています。
模型ではクリアーパーツを削りだして製作する、なんて使い方をしますが、完成品を入れておくケースや、飾り台(ベ
ース)としてもよく使われます。私個人としては、このアクリルの透明な美しさと硬質感は特にメカ物の完成品を引き立
てるのにピッタリと思っていますので、飾り台にちょくちょく使ってたりします。硬いので削り加工はたいへんですが、
荒いほうから段階的に耐水ペーパーを掛け、最後にコンパウンドで磨き上げるとキレイなクリアーパーツが作れます。棒
状、パイプ状のものはレザーソーで切断可能。板状のものは3ミリ厚くらいまでならPカッターで切り込みを入れ、折り
曲げるようにしてカットします。接着にはアクリル樹脂専用の流し込み型の接着剤が使われます。接着部分にキレイさが
要求されないのであれば、エポキシ接着剤や瞬間接着剤でも大丈夫。私は小物クリアーパーツの取り付けのときには両面
テープ(透明度の高いもの)を使用しています。あ、透明材のハナシばかりですが、もちろん透明でない各種色付き材も
あります。
プラスチックの話は次回で一区切りつけたいと思います。ホントは食玩やアクションフィギュアに使われているポリ塩
化ビニル(PVC。通称「塩ビ」)もやらなきゃいけないと思うのですが、この素材、実は私、どういうわけか使ったこ
とがほとんどありません。このコーナーでは「自分で実際に作業してきたものの中から使える内容を紹介する」ことを前
提としていきたいので、誠に身勝手で申し訳ないのですが今回はパスさせてください。いつになるかはちょっとわかりま
せんが、付け焼き刃ではない、実体験に裏打ちされたノウハウがある程度蓄積されてからあらためて取り上げたいとは思
っております。そのかわりと言ってはナンですが、今月から「補習」が始まりました(笑)。よろしければそちらのほう
もご覧ください。
以上、星野のひとでした。
(H17.11.25)
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