星野塾





 今回はスチレンボードを使用した簡単な飾り台の作り方を紹介します。実はこれは、私が高校生のころに1/144モ
ビルスーツ用の飾り台として作っていたものです。材料費も安く特殊な工具も使用しませんので、自作の飾り台に初めて
挑戦する方にはちょうどよい方法かと思います。

 材料のスチレンボード(カラーボードともいわれます)ですが、文
字通り発泡ポリスチレンの板です。右の画像は100円ショップで買
った厚さ5mmのもの。家電製品の梱包材等に使われていた発泡スチ
ロールよりもかなりキメが細かく、工作やディスプレイの材料として
使われています。普通のカッターでカンタンに切れますが、反面、柔
らかいので凹んだり、傷が付いたりしやすいのでその点は気をつけて
ください。材料の性質上、大きな完成品や、重い完成品の飾り台には
不向きです。
 それでは製作に入りましょう。モデル(笑)は、以前「星野塾・補習」にも登場した1/144陸戦GM君に務めても らいます。  まず、最初に飾り台の大きさを決めます。いきなりスチレンボードに線を引いて切り出してしまってもかまわないので すが、切ってしまってから「あれ、なんか小さすぎるな?」とか「大きすぎるかも?」といった失敗をしないためには、 まずボール紙など(スナック菓子の箱等の裏面で十分です)で大きさ検討用の試作品を作ってテストしてみることをおす すめします。次の3枚の画像は、ボール紙の大きさのみ変えて、全く同じアングルで撮影したもの。本体と飾り台とのバ ランスと、足首部分とボール紙端部までの空間が判断のポイントとなります。
小:85×65(mm) 中:90×70(mm) 大:95×75(mm)
 寸法はボール紙の大きさです。「小」だと本体の大きさに対して飾り台がちょっと窮屈かな、という感じがすると思い ます。「大」でも全体のバランスは悪くありませんが、右足の前の空間がやや広いのが気になります。(空いたスペース にネームプレートなどをレイアウトするつもりならばこの位の空間があったほうがいいかもしれません。)…というわけ で、「中」の大きさでスチレンボードを切り出すことにします。
 スチレンボードに鉛筆で軽く(強く描くとボードがへこんでしまいま
す)切り出す寸法の線を描き、定規を当ててカッターで切断します。断
面が垂直になるようにカッターの角度に気をつけてください。切断面が
荒れてしまった場合は耐水ペーパー(#600番くらい)でならしてや
ります。切り出した板の四隅の角は画像のように丸くしてやるか(これ
も#600番のペーパーを使用)、面取りをしてもよいでしょう。
 スチレンボードには両面に色がついたものもありますが、切断面は大抵が白色ですので塗
装してしまったほうが飾り台らしく仕上がります。スチレンボードはポリスチレンでできて
いるので模型用のラッカー塗料が使えるということは、以前からこのコーナーを読んでいる
方にはおわかりいただけると思います。今回はカンスプレーのつや消し黒で塗装してみまし
た。右の画像のように使い終わったスプレー缶の上に板を固定してスプレー塗装を行なうと
ラクです。
 塗装後、板に塗った塗料が乾燥したら、両面
テープで本体を固定してやります。切断面は発
泡した面のままですが、黒く塗ってしまうと意
外なほど目立たなくなります。右側は「大」の
大きさの板にネームプレートを付けてみたもの。
(ネームプレートはパソコンにて製作印字、表
面にクリアーのカッティングシートを貼ってい
ます。)
 製作をカンタンにするために、作例では長方形に板を切り出してみましたが、もちろん違う形で切り出してもいいでし ょう。ナベのフタ等をテンプレートがわりに板を円形に切り出す、なんて方法もアリ。サークルカッターでの切断も問題 ありませんが、そのときは板の中心に穴が開いてしまうのを防ぐ工夫が必要になります。  以上、星野のひとでした。次回に続きます。                                             (H18.5.25 )